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カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ


ポーラ美術館(2024年12月・ 箱根)


開催中


杉本博司、クロード・モネ、ジョルジュ・スーラ、ロベール・ドローネー、アンリ・マティス、ピエール・ボナール、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ドナルド・ジャッド、ブリジット・ライリー、ゲルハルト・リヒター、ベルナール・フリズ、ヴォルフガング・ティルマンス、グオリャン・タン、杉本博司、桑山忠明、前田信明、坂本夏子、山口歴、流麻二果、門田光雅、山田航平、川人綾、山本太郎、草間彌生ほか


会期
2024年12月14日(土)~ 2025年5月18日(日) 会期中無休

会場
ポーラ美術館 展示室1,2,3

主催
公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館

ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285


︎ポーラ美術館 website





明るい色と暗い色、好きな色、苦手な色など、人の数と色彩の数だけ無数の捉え方があるように、「色彩」は、私たちという多彩な本質を探るための必要不可欠な手掛かりであるような気がしています。

かつてゲーテも「色彩は光のふるまいであり、苦しみである」 というようなことを述べていて、遥か昔からその神秘性と複雑さを窺い知ることができます。私も自身の内側にある言語化が難しかったり、解きほぐすことの出来ない感覚を、この色彩というものに置き換えることで絵画を描いています。それは手探りの中で進むしかない試みで、正解がないものですが、むしろその困難が自身の視野を広げるための糧となるような感触があります。

今日では「色味の中に感じる広がり」や「部分と全体の不一致と統合」といった色彩を巡る矛盾をヒントにした表現の探求を進めています。私たちの不可解な本質というものが、そのような逆境や葛藤を乗り越えた先に存在しているような気がするからです。

2024年12月 門田光雅
































untitled
2016 Acrylic and Carborundum on cotton
2594×1940mm
Private Collection





surf 1
2017 Acrylic and Carborundum on cotton
1620×971mm
Private Collection




today
2021 Acrylic and Carborundum on cotton
1622×972mm
Private Collection





tomorrow
2021 Acrylic and Carborundum on cotton
1622×2275mm
Private Collection




Logos
2023 Acrylic and Carborundum on Cotton
1941×2594mm








Dice(monochrome)
2024 mixed media
W.1100×D.970×H.660mm
Private Collection





Dice(polychrome)
2024 Acrylic on cotton (mixed media)
W.1100×D.970×H.660mm
Private Collection






「Dice(monochrome・polychrome)」について

ARFLEX JAPANに協賛をいただき、MARENCO(マレンコチェア)を立体キャンバスに見立てて描いたコラボレーション作品です。

私たちは、白や黒の中に様々な色味を感じたり、あるいは散らばって見える色彩の中に、不思議なまとまりを感じたりすることがあります。そのような色の関係を意識して制作しました。物事には、先入観を越えた多くの側面や違い、可能性が含まれていることを、ダイス・モノクローム(白黒)とダイス・ポリクローム(多色)というタイトルに込めています。またサイコロを振るとき、出る目が決まっていないように、作品の色々な捉え方を楽しんでもらいたいです。

2024年12月 門田光雅

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